X線ラインセンサカメラ Line-sensor CT-3シリーズ
お客様のライン装置に最適な仕様でご提供。第三世代のX線ラインセンサカメラです。
平成15年より広くご利用いただいている、イメージテックのX線ラインセンサカメラが第三世代となりました。
S/N比向上のための低ノイズ回路の開発により、鮮明な画像取得ができるようになり、また、DC24V供給のみで動作するよう、お客様の利便性向上も図られております。
検査物の幅・搬送速度・必要な解像度をお伝えしていただければ最適な仕様でご提供させていただきます。
検査用途例
- 製品安全検査(靴の釘異常検査、自動車部品の異常検査、タイヤのスチールコードの異常検査)
- 荷物検査(空港、銀行、展示会場、コンサート会場等)
- 異物混入検査(食品、薬品、衣類等)
- 個数検査(お菓子、薬品、食品等)
- 金属検査機では出来ないアルミ包装内の検査
CT-3シリーズの特徴
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- 検査物に対応範囲は50mm~1,600mmまで幅広く対応
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対象検査物の幅に最適な範囲を持つX線ラインセンサカメラをお届けすることが可能です。
※検査物サイズ参考
瓶のキャップなら50mm
スーツケースなら650mm
構造用木板なら1000mm。
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- 検査内容に合わせた適切な画像サイズを選択可能(0.2mm・0.4mm・0.8mm)
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すべての標準カメラに対し素子を交換するだけで、検査内容に最適な解像度を得られます。
カメラに搭載するラインセンサ素子は、解像度に応じ3種類。すべての素子がカメラに搭載可能です。
画素間隔は、0.2mm・0.4mm・0.8mmから選択可能
※画素サイズ参考
半導体基板なら0.2mm素子
一般的異物検査なら0.4mm
高速搬送ラインなら0.8mm素子
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- ラインスピードが従来型比で2倍にアップ。搬送速度は0.1m/min~170m/min
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カメラに搭載する素子により適用ライン速度が選べます。
生産ラインが求める短時間での撮像が可能です。
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- カメラに接続するケーブルは、電源ケーブル・カメラリンクケーブルの2本のみ
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供給電源はDC24V1系統です。
専用電源を用意する必要はありません。例えばPLCの電源と共通でお使いください。
カメラ信号はカメラリンク出力です(Base Configuration)。
標準ケーブルをご利用できます。
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- 64bit OS対応。ソフトウェア開発にSDKを提供
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64bitOS環境下で、お客様のアプリケーションソフトウエアの開発を支援するSDKを提供。
サンプルプログラムのご提供により効率的な開発を支援いたします。
※SDK=Software Development of Kitの略称です。
カメラ外形寸法図
カメラ外形寸法対応表
型番 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
CT-253 | 375 | 345 | 320 | 257 |
CT-303 | 430 | 400 | 375 | 308.5 |
CT-353 | 480 | 450 | 425 | 359.5 |
CT-403 | 530 | 500 | 475 | 410.9 |
CT-453 | 580 | 550 | 525 | 462.2 |
CT-503 | 635 | 605 | 580 | 513.5 |
CT-553 | 685 | 655 | 630 | 564.8 |
CT-603 | 735 | 705 | 680 | 616.1 |
CT-653 | 785 | 755 | 730 | 667.4 |
CT-703 | 840 | 810 | 785 | 718.7 |
CT-753 | 890 | 860 | 835 | 770 |
CT-803 | 940 | 910 | 885 | 821.3 |
(単位=mm)
※CT-□□3型番表記は、受光範囲(25=250mm)~(80=800mm)を示します。
※受光範囲50mm~250mmの場合は共通型番でCT-253になります。
ラインナップ/仕様一覧
標準品シングルラインの仕様です。
検出画素間隔3種類の中から製品をお選びできます。
型式 | CT-□□3-2 | CT-□□3-4 | CT-□□3-8 |
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検出方式 | シンチレータ ( Gd2O2S:Tb ) | ||
X線感度範囲 | 25kV~160kV | ||
検出画素間隔 | 0.2mm (画素寸法=0.1W*0.3L ) |
0.4mm (画素寸法=0.3W*0.6L ) |
0.8mm (画素寸法=0.7W*0.8L ) |
検出幅 | 51.2mm ~ 820.7mm | 51.2mm ~ 820.7mm | 51.2mm ~ 1640mm |
画素数 | 256pixels ~ 4096pixels | 128pixels ~ 2048pixels | 64pixels ~ 1024pixels |
ラインスピード | 1m/min ~ 20m/min | 4m/min ~ 80m/min | 4m/min ~ 160m/min |
A/D変換 | 12bit | ||
データ出力I/F | Camera Link ( Base Configuration ) | ||
SDK | お客様のシステム開発のスピードアップに有用な画像取り込みソフトウエアSDKを有償で提供できます | ||
使用環境 | 温度 0 ~ 40℃ 湿度 30 ~ 85%(結露しないこと) |
||
電源 | DC24V max=1.5A | ||
備考 | ※CT-□□型式表記には、05(受光範囲=50mm)~80(受光範囲=800mm)が入ります。 ※受光範囲=05~25は、外形寸法図共通でCT-253になります。 ※CT-□□3-8型の標準最大型式は、1600mmです。800mmを超える外形寸法図はお問い合わせください。 ※SDK=Software Develpoment Kitの略称です。 |
X線ラインセンサカメラシステムの標準構成図
X線発生源の焦点とボケの関係
拡大撮像の原理
実施例:X線画像
USBメモリー
インスタントラーメン
キーボード
メモリー基板
安全対策
- X線の安全基準とは
- 本装置は防護筐体内のみでX線を照射する装置であり、かつ、装置外部への漏れ線量は1μSv/h以下のため、「電離放射線障害防止規則」に定められる3ヶ月で1.3mSv以下であることから、管理区域の設定、作業主任者の選定も必要ありません。作業者の安全に対しても十分配慮されています。
(X線装置を使用する事業者は、装置設置工事の30日前までに、その計画を直轄する労働基準監督署署長へ届け出る必要があります) - X線遮蔽版による防護
- 装置のX線漏洩の基本は、装置内部に貼られた鉛板により行います。
- 漏洩防止カーテンによる防護
- 装置の出入り口は、漏洩防止のカーテンより行います。
- インターロック機構
- 扉部分・開口部には、すばやくX線の遮断を行う機構を設置しています。また検査物が装置内で渋滞した場合も、X線の遮断を行い、角なX線照射を防ぎます。 (コンベア出入口に手など入れた場合、安全のためX線照射、コンベア回転が自動停止します)